ゆうまです!私の実家は「男子厨房に入らず」をまさに体現した家庭であり、父が家事をしている様子は見たことがないのですが、今は共働きが主流で男性の家事/育児参加が当たり前の世の中になりましたね。
一方、妻目線では夫の家事育児に対する不満として…
「やり方が雑で結局負担が増えるんだけど…」
「いまそれやる?もっと大事なことあるでしょ…」
というような声もあり、妻が「自分で全部やってしまった方がいい!」と見限ってしまうなんていう悲しい結末を聞くこともチラホラ…。
そこで、今回は「妻が納得する家事育児のポイント」と題して、世の中の夫がこれを意識しておけば大丈夫!というポイントをまとめました。
奥様が家事や育児の中心を担ってくれているご家庭のパパさん、必見です。
「今」の優先事項を確認する
家事育児って、究極のマルチタスクですよね。
我が家には3歳/1歳(2024年12月現在)の子供がいるのですが、平日の18時に家に帰ったとして、そこからやるべきことは、以下の通りです。
ご飯・お風呂・寝かしつけ・洗濯・洗い物・部屋の片づけetc…
ポイントなのは、これら全て緩やかに繋がっていることなんですよね。
日中の過ごし方や子供の機嫌次第でご飯とお風呂の順番が変わることもあれば、ご飯での汚れ方次第で洗濯を早めに始める必要があるかもしれません。お風呂が沸くのにもう少し時間がかかるならフライパンだけは先に洗った方がいいかもしれませんし、下の子の昼寝が長かった日は、寝かしつけを別にしたほうがいいかもしれません。
これだけ状況に応じてすべきことが変わる中、重要なのは夫婦間で方針を共有することです。
仰々しい書き方をしましたが、必要なのはあくまでも簡単なコミュニケーションで…
「日中何してたの?」⇒「公園で砂場遊びしたよ」⇒「服汚れた?先に風呂にする?」
「今日昼寝した?」⇒「全然出来てなくて機嫌悪いんだよね」⇒「子供寝かすの最優先にしようか」
くらいのものです。
方針が何となく決まれば、後は都度「お風呂の間、俺○○しとこっかな」とか「洗い物と洗濯どっちがいい?」とか、会話の中で自然にお互いのやるべきことを確認出来ればOKです。
夫婦といえども育った環境が異なる他人である以上「気付いたらすれ違っていた」とならないよう、こまめにコミュニケーションを取って認識をすり合わせることが重要ですね。
出来るだけ大きなサイズでタスクを引き取る
家事育児が究極のマルチタスクである一方「人間の脳はそもそもマルチタスクに向いていない」という悲しい現実があるようです…。
そもそも人間の脳は、マルチタスクには向いていません。フランス国立衛生医学研究所のシャロンとケクランは、シングルタスクのときとマルチタスクのときに、脳がどのように働くのかを実験した結果、「シングルタスクでは、前頭葉にある左右の内側前頭皮質が共同で働き、マルチタスクでは、判断力や理性などを司る前頭前野によって複数のタスクが調整され、左右の内側前頭皮質が分割して働く」ことを確認し、「人間の脳が同時に推進できるタスクは2つが限界である」と科学誌『Science』で報告しています。
たった「2.8秒」で集中力が低下、ミスは2倍に…科学的に明らかなマルチタスクの「恐るべき弊害」/現代ビジネス
これを家事に当てはめて、料理、お風呂、洗濯…などのタスクを複数抱えている状態って、心理的に大きな負担があると思いませんか?
妻がこのような状態にあるとして、夫が取るべき行動は「出来るだけ大きなサイズでタスクを引き取る」ことです。
例えば「料理」で、タスクの大中小を考えると、以下のような感じでしょうか。
- 大:冷蔵庫の食材からメニューを考える。料理して食事を始めることが出来る状態まで整える。
- 中:一品作る、完成した料理を盛り付ける
- 小:野菜や肉を切る、お米を炊く、お湯を沸かす
もちろん「小」や「中」を担うことも、家事であることに他ならないのですが、「大」を担うことで初めて、相手の頭から「料理」というタスクを消し去ることが出来ます。
この「相手の頭からタスクを消し去れるかどうか」ということが非常に重要です。
まとめ
大切なことは、コミュニケーションをとりながら今何をすべきかを夫婦間で共有し、「ここは任せて!」と引き受けることが出来る守備範囲を出来るだけ広くしておくことです。
ちなみに、私は夫婦の頭からタスクを消し去るためには課金をすべきと考えているのですが、この点についてもまたどこかで書いてみたいと思います。
最後までお付き合い下さりありがとうございました!